Photographer 平野 晋子 Kuniko Hirano




30年前、京橋にある小さな画廊で、一枚のモノクロ写真に出逢った。
火事の後なのか、焼け残った窓枠からは未来永劫続くかのような、海の景色が見えていた。
火と水、人為と自然、終息と継続、光と影、そして白と黒。。
作者不明と書かれた、その一枚のモノクロ写真が伝えたかったこととは。
その写真に出逢って、私はフォトグラファーになった。
何かに出逢うことで、生き方が変わる。
そう、今でも。。。





   

1991 New York